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皆様ごきげんよう。
今日も顔がカッサカサで、ビオランテの如く皮剥けを起こしている管理人のゲル美で御座います。
 
以前別のコラムでオーガニックコスメとは何か?という説明をさせて頂きましたが、
今回はそこでも少し出てきたオーガニック認証機関のお話をしたいと思います。
 

■正真正銘のオーガニックの証!
オーガニック認証機関一覧と基準まとめ

さて、オーガニック認証機関の話する前に、少しお話が逸れてしまいますが…
 
オーガニックコスメで人気なものといえば、海外のメーカーが多いイメージがありませんか?
ヴェレダ、ロゴナ、ドクターハウシュカ、プリマヴェーラ、ニールズヤード、フィッツ、メルヴィータ、フローラムなど。
これらの有名なオーガニックコスメメーカーは海外の、特にドイツ・フランス・イギリスのものが多いんです。
 
何故かというと、実は上記の国々は昔からオーガニックコスメやエコに対しての関心が非常に高い国で、オーガニック先進国である為なんです。

 
それらの国では早くからオーガニック製品が作られ、 オーガニックを謳う 偽物から本物まで実に多くの商品が現れたそうです。

これは現在の日本と似ていますね。
今の日本は明確な基準が無いので、オーガニックを名乗るケミカルコスメが堂々と売られています)
そんな中、当時の欧州で本物のオーガニックを追及するメーカーが集まり、偽物との線引きを行うこと+正しいオーガニックの知識・商品を普及させることを目的として【本物のオーガニック】の基準を設け、その審査を行うオーガニック認証機関というものが誕生したわけです。
 
オーガニックに対する関心が世界に広まるにつれ、その基準も世界の基準となり、
今日の日本でもようやく少しずつ【本物のオーガニック】が普及し始めているというわけです。

 

現在では様々な国でオーガニックの認証機関が存在します。

今回は代表的なものを紹介します。
※認証機関によっては安全であり毒性の低い化学合成成分を一部許容している場合もあります。
全てが正真正銘のオーガニック、という商品を探したい場合は、認証機関の基準や成分表を見て調べることをおすすめします。
 

■フランス : ECOCERT(エコサート)


フランスの団体です。
現段階では世界最大の規模の団体で、世界のオーガニック認証機関のスタンダードとなっています。
こちらの認定マークを見かけることが一番多いかもしれませんね。
信頼のある有機認定マークで、世界基準とも言われているようです。
認証を継続するには1年に1度検査を受けなければなりません。
 
エコサートの化粧品に関する認証には2種類あり、
COSMEECO(コスメエコ)と更に厳しい基準を持つCOSMEBIO(コスメビオ)に分かれます。
それぞれの基準については、下記のとおりです。
COSMECOの基準

・完成品の95%が自然原料であること。(水含む)
・完成品の5%は化学原料で良い。
・完成品の5%は、オーガニックでなければならない。
・植物原料の50%は、オーガニックでなければならない。
・化学香料は使用不可。

COSMEBIOの基準

・完成品の95%が自然原料であること。(水含む)
・完成品の5%は化学原料で良い。
・完成品の10%は、オーガニックでなければならない。
・植物原料の95%は、オーガニックでなければならない。
・化学香料は使用不可。

最近国産のオーガニックコスメでも認証を受けた商品が出ています。
琉白月桃シリーズ素肌レシピフレッシュスキンウォーター等です。

■EU : NaTrue(ネイトゥルー)


ドイツの認証機関です。2008年に作られた比較的新しい機関ですね。
設立したのはLOGONA、WELEDA、lavera、Dr.ハウシュカ、プリマペラなどそうそうたるオーガニックコスメメーカーです。
認定基準は下記の通り。
 

・合成香料・合成色素を使用しない。
・石油系原料を含まない。
・シリコンオイルやその誘導体を含まない。
・遺伝子組換え植物、または有機体からの原料は含まない(EUの有機農法規格による)
・製品・植物性成分に放射線処理が施されていない
・動物実験は行われていない
・ナチュラルおよびオーガニックな成分で作られている
・許可されている製造段階での制限が守られている
・環境にやさしい製造方法で製造されている

 
上記を満たして認証されたものは、オーガニック成分の配合率で三つに分けられます。
★★★が真のオーガニックコスメとしての証です。
 

★★★

オーガニック認定成分の割合が95%以上
真のオーガニックコスメです。

★★

オーガニック認定成分70%以上95%未満
オーガニック原料を多く含むコスメであることの証。

オーガニック認定成分70%未満
自然派化粧品であることの証。

■オーストラリア : ACO


2002年に作られたオーストラリアの認証機関です。

・95%以上がオーガニックな原料である
・残りの5%についても、準拠した農作物でない天然の原料である
・100%天然由来成分である
・農作物は全て遺伝子組み換えでない。
・栽培によって環境破壊をしない
・農場は最低3年以上農薬を使用していない

こちらもかなり厳しい基準です。
この認証を受けたということは100%天然成分で作られているということです。
誤って口に入れても問題ないレベルでなければなりません。

■アメリカ : USDA(United States Department of Agriculture)


米国政府機関であり、日本の農林水産省にあたる機関です。
元々はオーガニック食品基準ですが、米国ではオーガニックコスメの基準が曖昧である為、
オーガニックコスメに対してこの基準を採用する場合が多いそうです。

・3年以上無農薬の土壌から栽培、収穫された食物であること
・遺伝子組換えをしてない
・土、水の基準をクリアしている
・納屋の外へ自然環境へのアクセスがある
・成長ホルモンや抗生物質不使用である
・薬品を使う農家とは定められた距離を置く
・有機栽培を行う証明資料やオーガニック製品を提出
・政府の承認を得た検査官による農地/施設の検査をクリア
※その後も必要書類を毎年提出し、検査を受けることになります。

認証を得た製品は、オーガニック原料の配合率により3つのラベルに分けられています。

▼100% Organic

100%オーガニック原材料のみで作られた製品
『USDA Organic』マーク貼付可

▼Organic

全成分の95%~99%が有機栽培からなる原材料で作られた製品
『USDA Organic』マーク貼付可

▼Made with Organic ingredients

全成分の70%~94%が有機栽培からなる原材料で作られた製品
『USDA Organic』マーク貼付不可

厳しいですね~。

■ドイツ : BDIH(ドイツ化粧品医薬品商工業企業連盟)

1996年に19のナチュラルコスメティックメーカが集まり、設立されたドイツの団体です。
彼らによって作られた「本物の基準」が下記の通りです。
 

・入手が可能な限り、有機栽培又は野生の植物から抽出した原料を使用。
・野生の植物を採取する際は生態系に影響を与えない。
・毒性が無いか確認を厳重に行う。
・動物実験は行わず、動物由来成分も使用しない。(一部例外あり)
・乳化剤や界面活性剤は、植物脂肪、ワックス、ラノリン、プロテインなどに物理的加工を加えた方法で採取する。
・合成色素や合成香料、シリコン、パラフィン、その他石油製品、エトキシ化物質は使用しない。
・フェアトレードを行う。
・正しい情報を表示すること。
・原料が微生物分解可能である。
・リサイクル可能で環境にやさしい容器を使用する。
・環境保護のための取り組みを実施する。

■イタリア : SoCert(ソサート)


エコサートをモデルとしていますが、エコサートよりも厳しい認定基準です。
現在はイタリアで主流の認証機関です。
 

・主原料の有機栽培認証原料を使用し、植物原料100%!
・製品を作る工程が人体・環境に影響を与えない。
・動物実験を行わない。
・製造工程を表示する。
・遺伝子組み換え原料は使用不可。
・認証時に検査・実験の方法について資料の提出あり。
・環境に配慮したパッケージである。


ここも厳しい!
でも、消費者側からすると工程の表記があるのは安心ですね。

■イタリア : AIAB(アイアブ)


元々は有機農業団体。そこから様々な品目を増やし、現在はコスメの認証もやっています。
 

→ICEA(Insulated Cable Engineers Association)(イチェア)


アイアブが母体のオーガニック認証機関。
基準の一部は下記の通りです。

・自然由来成分が95%以上
・石油/動物由来の原料や成分を使用しない
・遺伝子組み換えの原料は使用しない
・合成着色料/合成染料を使用しない

■イギリス : SoilAssociation(ソイルアソシエーション)


1946年にイギリスで作られた機関。
オーガニックの普及に尽力している団体で、 「健康な土壌が健康な植物を育み、それが健康な体を生んでいく」という理念を持っています。
イギリスのオーガニック認証といえば、ほとんどここ。
ニールズヤードの商品にも必ずこのマークがあります。
多岐にわたる項目と、審査の厳しさで有名。
一例をあげると…
 

・土壌以外での栽培方法の禁止
・遺伝子組み換え農作物の制限
・登録した農場では農薬・化学肥料の使用と遺伝子組み換え農作物栽培は一切の禁止

 
などなど。

■スイス : IMO(Institute for Marketecology)

 

1990年に設立。
スイスを代表する認定機関で、欧州ではかなり大きい部類の認証機関のようですね。
有機栽培製品・栽培方法に関する認定機関です。

・無農薬
・肥料は必ず有機肥料のものを使用する
・化学肥料は使用しない

が基準の基本となるもの。
 
この機関について、恥ずかしながら私は調べるまで知らなかったんですが…
アイエムオーなのかイモなのかめちゃくちゃ気になります。
みんな何て呼んでるんだろう、イモ?やっぱりイモなの?

■フランス : ecobio(エコビオ)


フランス通商産業省のオーガニック認証制度です。
エコサートのコスメビオとは全くの別物なので注意ですよ。

・原料の95%以上は天然由来のものでなければならない
・完成品の5%以上はオーガニック原料でなければならない
・生物性由来原材料の50%がオーガニック農法である

上記のものが基準の代表的なものです。

■他にも色々あります

今回はオーガニックコスメと関わりの深いものとして、上記の特に有名な団体を紹介しました。
これらの厳しい認証を受けた製品は人体に害に少ないものを使用しているという証明となるので、とてもオススメです。
 
また、これらの他にもオーガニックコスメ・食品・薬品・作物などの認証機関は多く存在します。
それぞれの団体の基準を調べて一番安心であると感じる認証を受けた製品を使用してみるのも素敵です。
実際に認証マークを見つけるとテンションあがります。
 
下記のものも有名な団体です。
オーガニックコスメを手に取ったとき下記のマークがあれば、
真のオーガニックコスメor限りなくオーガニックコスメに近い製品であると認証されているということですね。
 

ドイツ : demeter(デメター)
ドイツ : eco control(エココントロール)
フランス : NATURE & PROGRES(ナチュール エプログレ)
オランダ : SKAL(Skal International)
日本 : ECOFIT(エコフィット)/オーガニックコスメ認定機関
日本 : JOCO(オーガニックコスメティック協会)

 
残念ながら日本はまだまだオーガニック後進国なので、エコサートの認証マークですらなかなか見かけません。
これから更にオーガニックコスメが普及して、安心・安全なコスメが増えると良いですね。